洛星中学校
合格-2015年度
努力に自信をもつ
ぼくの将来の夢は、病気で困っているたくさんの人を救う医者になることです。
そう思った理由は、十分な治療をしてもらえなかったり、治療法が発見されなかったりして、亡くなってしまう人がいることを知り、少しでも人の役に立つようなことができれば良いと思ったからです。だから、ぼくは、医科系の進学実績が高く、中高完全一貫教育の洛星中学校に入学したいと思うようになりました。
ぼくは小学四年生の夏、成基学園学研教室に入塾しました。入塾した理由は、兄が通っていたことや、自宅から歩いて二、三分の距離にあり、とても近くて通いやすいと感じたからです。
入塾したときは、塾の授業についていけるかどうか心配でしたが、同じ小学校に通う友だちがいたこともあり、すぐに雰囲気に慣れ、授業にも慣れていきました。
得意科目であった算数と理科は、すぐに内容が理解できましたが、苦手科目であった社会はなかなか頭に入ってきませんでした。ショートテストではいつも成績が悪く、先生に、「予習してから、テストを受けるように。」といつも注意されていました。ぼくは暗記が苦手でしたが、「このままではいけない」と思い、六年生に入ってから、内容を覚えることができるまで、宿題プリントを何回もくり返しやり直すようにしました。予習・復習をしたおかげで、少しずつ、社会の成績が良くなっていきました。
六年生になって、〈日曜進学教室(日進)〉が始まりました。第十回までの〈日進〉の結果は、だいたいが中学校の合格ラインにのっていましたが、〈ウルトラコース〉に入ると、急に成績が悪くなってしまいました。〈ウルトラコース〉の初め頃に、これまでよかった理科の成績が悪くなり、第十四回の〈日進〉の総合では、それまでで一番悪い百十一位をとってしまいました。原因は、家庭学習の時間は宿題をこなすだけで、あまり勉強をしていなかったからだと思います。
「この調子では、合格なんてできるはずがない」と思い、得意な算数と理科の勉強時間を増やすことから始めると、成績は少しずつ良くなっていきました。第二十回の〈日進〉で、総合二十四位まで挽回することができたときは、とても嬉しかったです。結果が出たことが自信につながったと思います。
受験が近付いてきた年末ぐらいからは、洛星中の赤本を買い、前期日程の六年分については、時間を計りながら全て解いてみました。そのとき注意したことは、塾の担任のK先生から教えてもらった通り、間違えた問題やわからなかった問題は、「解き方」を参考にもう一回やり直したことです。こうすることで、「解けない問題が減った」という自信につながりましたし、出題形式に慣れることができ、赤本を最大限活用することができたと思います。
こうしてむかえた洛星中の入試当日は、自分の努力を信じていたので、あまり緊張せずに、落ち着いて問題を解くことができました。「やることはやった」そういう思いで結果を待っていると、同じ小学校に通っていて、洛星中を目指して一緒にがんばってきたKくんとともに合格していたという連絡を受けました。跳び上がってしまいそうなほどの喜びと、第一志望校に合格することができたという安心感がこみ上げてきました。ぼくは、他の志望校の過去問に取り組んでいたので、合格発表には行けなかったのですが、実際に合格発表を見て帰って来た父が、「良かったなぁ。」と言ってくれたときは、とても嬉しかったです。嬉しかったことはさらにもう一つあり、翌日学校に行くと、一緒に合格したKくんや、ぼくが受験したことを知っていた友だちや先生が、ぼくの合格を喜んでくれたことです。それは嬉しいだけでなく、「中学校に入っても絶対に気を抜かないようにしよう」という決心につながりました。
ぼくは、自分の努力を信じて、自信をもち続けました。成績が悪くなっても、落ち込んでいるだけでは何も始まりません。成績には必ず波があると考え、自分の努力を信じていれば、必ず結果はついてきます。最後に、いつも家庭で励まし、支えてくれた家族や、塾で親切に、また、時にはあまり家庭学習しなかったぼくを厳しく指導してくださった先生方には感謝しています。この中学入試を新たなスタート地点として、夢の実現を目指して、がんばっていきたいと思います。
2021年度 - 合格体験記
名前 | タイトル | 所属の教室 |
---|---|---|
間宮 大雅さん | 知求館 |